3年前の2月。
57歳の誕生日を迎えた母が突然クモ膜下出血をおこし救急搬送に。
出血部位が脳の大切な場所であり、しかも広範囲。
麻痺が残る事を覚悟し、一瞬にして絶望に突き落とされた気持ちになりましたが、4分の1の確率で奇跡的に麻痺も残らずに、母は社会復帰ができました。
当時は保育園の子供が3人。子育てに仕事に母の病院に通う毎日。
「ばあちゃんに会いたいー」と大泣きする子供達を抱きしめながらの無我夢中の毎日。
正直、記憶がありません。
母の病気が無事に治ることを願いながら、必死の毎日でした。
なぜ母が、なぜうちの家族が・・・と思ったこともありました。
4月に桜が咲き、近所の芝桜が咲く、この季節。母の退院した月です。
今の季節になると、当時必死に生きた事を思い出すのと同時に、今年も無事に元気でいてくれることに安心します。
訪問先のKさんも久し振りにご主人と縁側でつつじを見ながら過ごせた幸せな時間。
「生きていてよかった。今を大切にしなきゃ」と語ってくれました。
なにげない日常の風景がどれだけ幸せな時間か・・・。
今日元気でも、明日景色が変わる事があるかもしれない。
だからこそ、“今”を大切にしていきたいなと思います。
24時間はみんな平等な時間です。
その時間をどう過ごすか、どう過ごしたか。その積み重ねが大切だなと思います。
子供達の成長もきちんと自分の目で見て、手が離れる時期がきたとしても、心と目は離さずに一緒に成長していきたいものです。
“健康を大切に”そして“今を大切に”
訪問看護ステーションつばさ 高井良美由紀
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無名 (火曜日, 16 4月 2019 19:23)
誰がなんと言おうと、今できることを一生懸命にやる❗
その考えは絶対に間違ってない。
いつやるの?
今でしょ❗(古いね)
いのうえです (火曜日, 16 4月 2019 20:27)
平等に与えられた時間。
心に響きました。わかっていてもなかなか思っている事と行動が伴わないのが人間だもの!ですかね。
『今を一生懸命に』は、私も日々思ってきた事ですが、あれもこれもは叶わないことも現実でした。
何を優先にするか、自問自答する時もあるよね〜。
後は、自分らしく家族と調和を保ってしか無いと思うこの頃です。