子供達からのサプライズ

毎日の仕事が終わり、「ただいま～」と元気な声で玄関のドアを開ける私です。

小学校から帰ってきて、私から言われる前に必死に宿題をしている娘達へ。

「宿題終わったね～？」と聞く日々ですが・・・。

そこに次女が「はい、ママ。プレゼント」とニヤッとした顔で私にプレゼントを渡してくれました。手紙と手作りのポプリが入ったハート型の飾り。

母の日でもなく、私の誕生日でもなく、何もない日のサプライズでした。

私が喜んでいる姿を長女が見て、「ママ嬉しいやろ？一緒に作ったよ」と。

そして、保育園に通っている三女からは家族の絵をもらいました。

知らない間に娘達がこっそりと作り、手紙や絵を書いてくれていたようです。

ただただ、その気持ちが嬉しくてたまらず、体と心が癒された瞬間でした。

また私の宝物が１つ増えました。

毎日、当たり前の事しかできていない私です。

食事を作って、宿題をみて、一緒にお風呂に入って、手をつないで寝て・・・。でも、子供達なりに私の姿を見て何かを感じてくれている。

「私は今のままでいいんだ！」と思い、「よしっ、明日も頑張るぞ」と私の力になりました。

時には淋しい思いをさせてしまうこともあるけど、その分、休みの日に一緒に遊び、気持ちにメリハリをつけ、大いに子供達と遊びたいと思います。

訪問しているMさん。シャワー浴介助をしている際に、「ご家族様とは仲良しでしょ？ご主様の背中を流してあげていますか？ご主人様の背中を流すのは大切です。それを子供達がきちんと見て、家庭が円満になりますよ」と行くたびに丁寧に教えてしてくれます。

私は「まだ流せていません（笑）」と毎回言うのですが、「ご主人あっての家庭円満ですよ」と。本当に頭が下がるお言葉です。確かにおっしゃられる通りです。

「相手を思いやる気持ち」は、仕事でも家庭でも同じなのだなと考えさせられた言葉でした。

訪問看護師という仕事は大好きです。

しかし、それだけではなく、『人生の生き方』を教えてもらっているように思い、ぐーっとはまってしまう自分がいるのだなと最近思います。

家族あっての私がいる、支えてくれている家族、職場のスタッフがいる。

その力を仕事で発揮できるよう日々精進していきます。

訪問看護ステーションつばさ　高井良美由紀