福岡県もやっと梅雨入りとなりましたね。
この時期から夏にかけて食中毒の主な原因である細菌の増殖が活発になります。
実は、実家の両親が先週より、嘔吐・下痢の症状にて体調を崩しました。生ものも食べておらず心当たりはないとのことでしたが、受診して先生より、「鶏の唐揚げが原因かも」と点滴治療と内服薬を処方していただきました。両親の受診で初めて知ったのですが、近年は「カンピロバクター」による食中毒の割合が上昇しているそうです。厚生労働省の資料によると、サルモネラ菌や腸炎ビブリオの割合は低下し、それらに代わってカンピロバクターによる食中毒の割合が上昇しています。カンピロバクターは鶏肉に多くみられる菌で、腸内に多く存在しているため、食肉に加工する段階で汚染されてしまうそうです。また、この菌は低温にも比較的強いため、冷蔵庫に入れていても、菌が死滅することはなく、増殖が抑えられているだけで、冷蔵庫から出して時間がたてば、菌はまた増えていきます。
予防策として
①肉類(特に鶏肉)は十分加熱し、生野菜などは流水でよく洗いましょう。
②生肉などを扱った調理器具はすぐに洗浄し、他の食材と直接触れないように注意しましょう。
③食材が変わるたびに手洗いをしっかりしましょう。
④調理した食品は速やかに食べるようにしましょう。
もしも食中毒かなと思ったら
嘔吐や下痢の症状は、原因物質を排除しようという体の防御反応なので、医師の診断を受けずに、市販の下痢止めなどの薬をむやみに服用しないで、早めに医師の診断を受けることが大切です。
初夏の大観峰です。梅雨の晴れ間にドライブして、気分転換してみてはいかがでしょうか。
御井町ケアプランサービス 靍久
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