ふれあいサロンの魅力

ふれあいサロンとは、ご存じの方が多いと思いますが簡単に説明いたします。

 

地域の方が時間と場所を共有して交流する居場所です。地域の方やボランティアの方が主役となって自由な発想のもと、仲間づくり・居場所づくり・生きがいづくりにつながる活動を行っています。

例えば、お茶を飲みながらおしゃべりしたり、ゲームや歌、塗り絵や折り紙、子供さんと一緒のレクレーションなど多種多様な活動を通して楽しい時間を過ごしています。

 

私の住んでいる地域では、区長、民生委員、福祉委員、福祉相談委員とボランティアが集まり2か月に1回サロンを公民館で開催しています。

 

今月は、「七夕笹飾り作り」を地域の子供と合同レクレーションをしました。

子供たちは小学生24人、願い事をお爺ちゃん・おばあちゃんの前に立ちマイクで発表しました。

1年生は照れ臭そうにしながらも、乳歯が抜けた笑顔でパティシエになれますように、海外旅行に行けますようにとか、高学年になると医者になれますように、弁護士になりますように、バスケの選手になりますように・・・と、かわいく夢に満ち溢れた願い事でした。

 

おばあちゃん、お爺ちゃんの願い事は、何も言わずこっそり短冊に書いておられました。

「腰の痛みが治りますように」「家族みんなが健康で幸せでありますように」とか・・・。

 「本当はお爺ちゃん早く迎えに来てくださいって書きたいばってん・・・・」書きたいことを悩んでる93歳の女性がおられました。結局、書かれた短冊は「家族が笑顔で幸せに過ごせますように」と書いていました。

自分のことより子供たちのことをいくつになっても願っているのだなと感じた一瞬でした。

 

地域のサロンの魅力でもある、小さい子供たちとの交流は高齢者にとっては生きる力を分けてもらっているようで、子供たちにとってもできないことが増えてきている高齢者の様子を目の当たりにして手を差し伸べることを学んだり感じたり、かけがえのない時間になっているように思いました。安心して過ごせる感じがしてこの雰囲気を継続したいなぁと願っています。

子供たちに折り紙を教えてもらいながら一生懸命折って飾りつけをした笹が完成しました。

そのあとは、子供会の子供さんたちと大きな大きなスイカを切ってたくさん食べました。

美味しかった~。今年のスイカは当たりでした。

 

スイカを食べて子供たちも帰ってしまった後、少し歌や体操をしてお弁当を食べてランチタイム。

そのあと恒例のゲーム大会。今回はグランドゴルフでした。

紅白に分かれて対戦。

ボランティアを合わせた大人の人数は35人。3人はアシスト。

16人ずつに分かれて行いホールインワンは、ティッシュ1箱。

 

なんと、私はホールインワンが出ました。ティッシュ箱ゲットしました。去年はなかなか入らなかったのに上達してました。うれしい!!

 

でも驚きなのはホールインワンが10個も出たこと。80、90世代負けてなかった。勢いがすごかったのです。

 

見ていると杖を突いてヨロヨロしていた80代の方たちがグランドゴルフのスティックを持つとスタスタと歩くではありませんか、1打した後ボールを追いかけて又一打。

ホールインワンが入らなかったら悔しがって、スティックで床をバンバン叩く真似をして盛り上げてくれるのです。頭が下がります。

 

杖なし歩行ができる方なのだと大発見でした。

(画像はヨロヨロの方ではありません。こんな感じで行っています。)

 

グランドゴルフの楽しい、嬉しい、ボールが思うように入らなくて悔しい・・・と思う心が体を動かしてくれるのかもしれないと気づいてしまいました。

 

ここでの学び  【人は、心が動くと体も動く。】

 

楽しいからボランティア来年も続けようと思いました。

いつまでも生き生きと高齢になっても笑って過ごしましょう。この学びは訪問看護でも役立てていきます。

 

訪問看護ステーション つばさ  井上 有子