山登りは人生と一緒

まだ30代の私ですが、最近、体力の衰えを感じています。

元々、体を動かくことは大好きでした。

子供達にもスポーツを習わせたいけれど、子供達は何がしたいとも言わず・・・。

そこで、久し振りに両親も含めて家族で山登りをしました。

 

近場の高良山ですが、一番下から奥の院まで行き、あぜ道や崖から落ちそうな冷や冷やする細い道を歩きながら、高良山の頂上で食べたおにぎり、きゅうりの漬物は格別でした。

奥の院で飲んだ冷たい山水も汗だくになった体を冷たく冷やしてくれました。

 

平坦な道ばかりではない。大きい石、小さい石があり階段となっていて、膝や足腰がきつく、途中途中で休憩をしながら・・・一呼吸おいて「よしっ、登るぞ」と気持ちを入れ替えて。

登る前に子供達と約束をしたこと「絶対に座らないようにする」と心に決めて、座りたいけど座れない、自分との戦いだと思い、自分のペースでゆっくりと登りました。

 

まだ、人生の半分も生きていませんが、人生も、あーもう無理だと思い、途中で投げ出したくなる時、でもそんな自分に負けたくなくて必死になって上を目指して頑張ろうと思う気持ち、やり遂げた時に達成感があり、頑張って良かったと思う気持ち・・・。

その気持ちが、山登りをしていくうちに人生の道と同じように感じました。

 

体力もつけたいけれど、心を鍛えたい。負けない自分になりたい。途中で投げ出さずに最後まで貫ける自分になりたい。途中途中、壁にぶち当たり自分に負けそうになるかもしれないけど、そんな自分に歯がゆい気持ちになり、次に繋げることのできる自分になりたい

山登りはきつく、体も疲れるけれども、達成感の後は気持ちも体もスッキリして何だか軽くなります。

 

”頑張った後の景色が最高に綺麗なこと”を心の思い出とし、明日からも頑張ります。

 

訪問看護ステーションつばさ 高井良美由紀