毎朝6:30頃、18時頃になるとチャリンチャリンと鈴の音が聞こえます。
最初に鈴の音を耳にしたのは今年の夏・・・。
どこから聞こえるのだろうと玄関に出ると80代の麦わら帽子をかぶった男性が、1歩1歩ゆっくりと杖歩行をされていました。
左下半身麻痺があり、杖のところには大きな鈴がついていました。
暑い夏の朝でも、秋になった爽やかな朝でも、寒くなってきた最近も毎日朝と夕方リハビリをされています。目の前の距離でもその方にとっては何分も時間を要してしまいます。
私もたまに子供達と散歩に行くと、その方とすれ違う日があります。
「こんにちは。毎日よく頑張ってありますね」と話しかけると、その方は言葉はでませんが、にこっと笑顔で返事をしてくれます。
いま、自分にできることを一生懸命努力されてある事、みんな見えないところ、知らないところで努力をしていることに私も励みをもらっています。
訪問看護ステーションつばさ 高井良美由紀
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