落語「芝浜」

12月も中旬となり年末の準備もしなくては...と思う時期となってきました。

 

年末といえば古典落語「芝浜」であると知りました。今回立川生志さんの一席を聴きに行ってきました。

 

味わい深い人情噺です。

 

主人公は、魚屋の勝五郎さん。天秤棒担いで町内を売り歩くのが商売です。けれど、お酒が大好きで仕事に行きません。冬のある朝、奥さんが勝五郎さんを起こし魚河岸に行かせますがまだ開いていません。開くまでの間に芝の浜に出ると革の財布を拾いあげることから起きる噺です。あとは皆さま調べてみてください。

 

今は、YouTubeで昭和の名人の噺も聴けます。同じ「芝浜」は一つとしてないそうです。

 

立川生志さんの師匠である立川談志さんは聴き手を自分の世界に引き込むタイプだとか。

 

同じ落語家さんでも年齢を重ねながら変化していくのだとも知りました。

 

聴きながらほろっとさせられ心温まる思いを持ちました。

 

同じ演目でも個人の経験やとらえ方で変わることを知り、私達の看護や介護にも通じるものがあるように感じました。

 

訪問看護ステーションつばさ 黒瀬敦子