小さな小さな患者さん

Aちゃんと出逢ったのは去年の6月。

退院してくる時には予後は半年ぐらいだろうと言われたあの日から、もう半年以上の月日がたち、気が付くと、予後をはるかに超えることができていました。

入院中は右手から点滴をしていましたが、思いきってその管を外し家に帰ってきたことで、Aちゃんは自由に右手を使えるようになりました。

 

家族みんなでお風呂に入れること・・・

家族みんなをぎゅって両手で抱きしめることができること・・・

家族で初めて飛行機に乗って沖縄に行けたこと・・・

Aちゃんの生活の質はとてもあがりました。

 

今では「注射は痛いから嫌」と言います。

お母さんと私が深刻な話をしていると「2人で喧嘩しないの」と笑いながら言います。遊びながらよく大人の話を聞いています。

小さいけれどAちゃんは敏感できちんと感じています。

この間は「Aはもうなんもせんでいいっちゃん」と言ってきました。

Aちゃんは心も体も成長し、今年無事に4歳になりました。

 

出逢った時からAちゃんだけのキラキラノートにしようね!と言い頑張ったねシールを貼り続けてきました。

青色のノートがこんなにもキラキラに。。。

これはAちゃん頑張った証になっています。

 

訪問看護ステーションつばさ  高井良美由紀